株式会社ヤイリギター

株式会社ヤイリ・ギター紹介
1935年設立。 代表者 矢入一男。
岐阜県にあるヤイリ・ギター工場
ヤイリ・ギター本社工場
ALVAREZ/YAIRIブランドのギターの由来、 そのアメリカでの歴史について。弊社がヤイリ・ギターの輸出代理店としてパートナーシップが始まりましたのは、弊社の会社創立時まで遡ります。その頃矢入一男氏と彼の率いる職人は伝統的なギター製作をすでに確立していて、 海外の楽器ディーラー達も彼のギターを高く評価し、K.YAIRI ブランドとして海外で迎えられ始めていました。その過程で、我々がアメリカでのビジネスを目指した時、現在のアメリカの代理店
セント・ルイスミュージック社 (以下SLM)との出会いが運命的、決定的でした。 相互信頼のもと、以下の協同作業が開始されました。SLMとヤイリ・ギターそM.G3社でギター・モデルを開発し、アメリカ市場に参入するという事です。 そのギターのブランドは、 アルバレズ/ヤイリ(正式にはALVAREZ by K.YAIRI) とし、現在まで続いています。 因みにアルバレズはSLMの自社のギター・ブランドです。また、アルバレズ/ヤイリのロゴですが、よく見ますと、ヤイリ(YAIRI)のY、アルバレズ(ALVAREZ)のA、エム・ジー カンパニー(M.G CO)の Mが 三位一体 となっています。 伝統的なギター製作とアメリカン・フィーリング、 これがアルバレズ・ヤイリの目指すギターとなりました。
K.YAIRIロゴ ALVAREZ/YAIRIロゴ ANGELロゴ
K.YAIRI ALVAREZ/YAIRI ANGEL
以来、アルバレズ/ヤイリはSLMの商品構成の中でも別格の扱いを受け、矢入氏とヤイリ・ギターの紹介を専用の豪華カタログで紹介され、矢入氏とそのギターの名声は日々確立されて行きました。 アメリカでは矢入氏は著名な存在となり、 NAMM楽器ショーなどでは、 彼と一緒の写真を希望する人や、 サインを求める人がけっこういる程です。その人気はヤイリ・ギターの本質をユーザーが認め、 敬意を払っているからです。SLMとは年2回、 ヤイリ・ギター工場で新モデルを開発したり、アメリカのアーチストの為の楽器の製作を手配したりしています。我々は、ボブ・ウェアー(Bob Weir)やJ.ガルシア、D. クロスビー(Crosby, Stills & Nash)、ポール・マッカートニーその他多くのミュージシャンの為の楽器を製作し、提供して来ました。 その内1本紹介致します。昨年(1997)ボブ・ウェアーのコンサートの為、製作した3本の モデルWY1BKNGの内1本です。非常に硬いグラファイト製のネックに木のバインディングと同じくグラファイトの天神に木と貝の象眼細工をしています。まさに WORKS OF ART、ヤイリの仕事です。
WY1BKNGボブ・ウェアーモデル
WY1BKNG
SLMはギターやバイオリンの他、クレート(Crate) とアンペッグ(Ampeg)のメーカーでもあります。昨年75周年を迎え、社史を編纂致しました。その中でもちろんアルバレズ/ヤイリも取り上げています。次の様に、伝えています: 1978年 :他のギターには見られない、ヤイリ独自の長めのトラス・ロッド。これによりネック調整の幅が大きくなった。 1985年:ダブル・ネック ギター開発。9弦ギター導入。 1988年:ヤイリ・オリジナル ダイレクト駒開発(Direct coupled bridge) 1991年:モジュラス・グラファイト(Modulus Graphite)社製のグラファイト材のネックを使用したギター開発(日本未発表)。ジェリー・ガルシアがこのギターを使う。 1993年:アルバレズ ピック・アップ(PR500)がギター・プレイヤー・マガジーンでベストEQとして選ばれる。モーゼス・グラファイト(Moses Graphite)社のグラファイト材の駒をギターに採用(モデル DY70、DY71 日本未発表) 1994年:WY-1ボブ・ウェアーモデルがギター・プレイヤー・マガジーンでベストエレ・アコ(Electric/Acoustic guitar)に選ばれる。 1996年:バリトン・ギター開発(日本未発表)
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